大阪までヒッチハイクした話 前編
こんにちは🌞
この夏ヴィーガンレストランに行きたかった鵜飼です。
30個くらい夏にこれをやるって決めたことの中から3つしか達成できてなくて。
行動力にはたいそうな自身があるけど計画性がやっぱり無いなって改めて思いました。
この言い回しは、自己紹介でかなり使えるので行動力に自身がある方使ってみてね。🐥
30個のうちに3つだけ達成できたと言いましたが。 そのうちの1つがヒッチハイクです。
ヒッチハイクってみんな知ってますよね??
国道とかで一般のクルマに乗せてもらって目的地まで行くアレ。
自分は映画のバグダッドカフェとかルート66に感化されたのでいつかしてみたいと思ってたんだけど。
「いつかしたい」
でこのままじゃ終わるって思ったのが、夏休み終わりかかりの9月前半
大学のうちだし行くしかない、、、、
「俺来週からヒッチハイクいくわ」
思い立ったら吉日、すぐに全国高速道路マップとスケッチブック マジックペンを買いにいった
やはり初心なので目的地は大好きな大阪にしようと決めた。
何日かかるかわからないからバイトの友達に帰れなくなったら代わりに入ってもらうよう連絡しバックパックと共に家を出発した。
夜の海老名サービスエリアからスタートした
まずは、静岡に向かう
サービスエリアの端っこ 出口の方に待ち構えて
ライトを控えめに振りながら車に向けて会釈をする。
いざ始めてみると
何してんだろ俺、、、 コジキかな??
そんな考えが頭をよぎる
しかし元々自分は目立つ事に恥じらいがないので、スケッチブックをさらに振りかざしアピールをした。
どの車も無視はしていない
多くの車が速度を落として、このストレンジャーを見ていた。
開始から30分ほどだった時に一台の車が引き返してきた。
「お兄ちゃん清水まで行くんだけど乗ってく??」
うぉ!! とまってくれた!!
俺「是非!!」
そういうと助手席をかたしてくれて
第1号の車に乗り込んだ。
迎えてくれたのは家族連れのいかついお兄さんだった。 後部座席には、奥さんとお子さん(熟睡)がいらっしゃった。
休みを取ってディズニーランドに来ていたところでちょうど静岡に帰るとこだったらしい。
家族サービスでヘトヘトになってる中こんなわけわからん金髪のヒッチハイカーを乗せてくれたことに大感謝だった。
ヒッチハイクをしたきっかけや今勉強してることや趣味や生い立ちなんかをたくさん話した。
「ご飯とか泊まるばしょとかどうするの??」
俺「5000円くらいあるのでまぁご飯は何とか食ったり食わなかったり、、、 あとは基本野宿の予定ですね、、、」
「エッハァァ!!(笑い)やばいだろ!!ちょっと待ってポテトとお肉とビールとお菓子あげるから」
俺「え!!! いいの???」
「あと途中で飲み物も買うわ、こんな暑い中でやってたらやばいでしょ?」
人間の鑑かな??
そして好きなの選びなよって3本くらい水やお茶を買ってもらった
しかしお兄さんはまだコーヒーやジュースを買い続けていた。
お兄さんの分結構買うんだな、、、、
そう思っていたら はい!これも!! って合計7本くらい差し出してきた
え!! 俺の分なのこれ!!?
すべて自分のために買ってくれていたのだった。ほんとうにありがたい、、、、
しかしこれも序の口だったのである。
「明日もし17時までに車止まらなかったら仕事おわりに向かえにいって 家で嫁がご飯とお風呂用意してくれるからそのあと浜松まで送ってあげるよ。だからもしなんかあったら電話してな!」
そういうと清水のインターチェンジを下って
急にビジネスホテルに停車した。
お兄さんは奥さんに
「ちょっと待っててな確認してくるわ」といって車をでてホテルのフロントへ入っていった
「ん??どうしたのかな」
お兄さん「部屋空いてるって! 手続きしてやるから来な!!」
状況が飲み込めないままフロントに入る俺
お兄さん「この子泊めてあげてください払うんで、あと朝食もつけてあげてください」
!!!!!??????
「今日はここに泊まりな!! そんでこれ!!夜ご飯代ね!!嫁には内緒な 目の前にすき家あるから食いな!」
涙が出た
人の暖かさでほんとうに涙が出た
※フロントの人とまどってたすみませんでした。
何回もありがとうと言った。
見ず知らずの僕のためにここまで親切にしてくれて、色々な話も聞いてくれて、、、、
見た感じ全身墨のゴリゴリのお兄さんなんだけどほんとうに人って見た目によらない
他人が頑張ってることに惜しみなくお金を使える人間になりたいって思った。
放心状態で部屋に入りあまりの感動でおばあちゃんとかに電話をかけまくった。
もちろんお兄さんにもお礼の電話をした。
「これも縁だからね!!がんばってね!!
大阪着いたら教えてくれ!」 そう言ってくれた。
人の温かみに触れたことやとりあえず静岡までこれたんだなぁって感じで 大浴場のお風呂に入る。
お湯の名前が「旅人の湯」だったこともあり
俺はいまたびの途中なんだなぁ、、ってしみじみ浸りながら。 明日のために就寝についたのだった。
これが人生初のヒッチハイクの第一歩である。
(第一歩がでかすぎる)